看護師からケアマネジャーの資格を取得したという人も少なくありません。また、看護師から介護業界に飛び込んだという人も最近では増えているのです。
看護師として病院やクリニック、診療所などの診療機関に勤務した後に、その経験を活かして介護士に転職をするというケースも多くなっています。一般的には、資格の有無などによっても状況は異なってきますが、看護師として勤務している方が所得は高い水準にあるといえるでしょう。
実際にそのような形で介護士に転職をした人に聞いてみると、介護現場の仕事に魅力を感じたという人が多くいます。確かに看護師としての経験が活かせる場面も多くあることは事実です。認知症患者や身体障害者なども入所者には多いため、診療機関で磨き上げたスキルやノウハウは強い武器になるのではないでしょうか。
介護現場の運営者にとっても、看護師としての経験がある担い手を転職者として受け入れることには、大歓迎の意向を見せています。高齢化社会の進行により、全国各地に介護施設やケアハウス、老人ホームなどが建設されており、その担い手の確保が最大の課題となっているからです。
また看護師がケアマネジャーの資格を取得する場合、看護師として5年以上かつ900日以上の実務経験があれば試験を受けることが可能です。ケアマネジャーは事務的な仕事が多いため、体力に自信がなくなってきたという人でも活躍することができます。看護師からすぐに介護業界に転職するのも一つの方法ですが、ケアマネジャーの資格を取得してから転職を考えるのも良い方法かもしれません。
